mftrace for Win32

角藤先生がmftraceのWin32版を公開してくださいました.以下の手順でインストールできます.これでMetaFont形式からtype1をWindowsで生成する手段が増えました.textraceよりも使いやすいです.

  1. mftrace-w32.tar.bz2を入手
  2. TeXMF treeに上書き解凍する
  3. インストールされてなければPythonをインストールする
  4. 必要ならautotraceもいれる(デフォルトではpotraceが使われますが,これはdvipsと一緒に入ってる)
  5. autotraceにはpstoeditも必要なので,なければインストールする

これでOK.Python,autotrace,pstoeditは適当に新しいものを入手すればよいです.また,PythonとpstoeditのインストーラはPATHの設定をしてくれないので,PATHにインストールしたディレクトリを追加しないといけません.autotrceは解凍してexeだけをPATHの通ったディレクトリにおけばよいです


使い方は,適当な作業ディレクトリで

 mftrace cmr10
 t1binary cmr10.pfa > cmr10.pfb

もしくは

mftrace --format=PFB cmr10

のようにします.autotraceを使うならば

mftrace --autotrace=AUTOTRACE --format=PFB cmr10

です.autotraceを使うほうが制御点の少ない小さなファイルになります.