phorth---（その1.4）オペレータ定義の仕様変更2

Evaluator

さらに，スタックも

type Stack = [Stackable]

から

type Stack = [Stackable]
data Stackable =  Pushed Literal
                | Opname Word
                | Code AST
                 deriving Show

と変更します．つまり「新しいオペレータの名前」と「コードのブロック」もスタックに積めるように準備しておきます．Opname/CodeはAST内のName/Blockですが，同じ名前だとMultiple declarationsと怒られてしまいます．Literalにもデータコンストラクタが必要になるのも注意です．さらにShowのインスタンスにしておきます．

気持ち悪いのは。。ASTでのデータコンストラクタ名がそのままではないこと．これは混乱の元になりかねないので，さらに対処すべきTODOです．また，スタックにリテラルを積んだときにデータコンストラクタがついたのもいやです．少なくともスタックの内容を表示させるときにPushedはついて欲しくないのでここも要検討．

インタープリータの実装についてはほとんど変わりませんが，defオペレータが「引数をとる」オペレータになります．

interp:: Interp -> AST -> IO Interp
interp i (x:xs) = do i' <- procExp i x
                     interp i' xs
interp i [] = return i

procExp:: Interp -> Exp -> IO Interp
procExp i@Interp {stack=xs}   (Push lit)     = return i{stack=(Pushed lit):xs}
procExp i@Interp {stack=xs}   (Name name)    = return i{stack=(Opname name):xs}
procExp i@Interp {stack=xs}   (Block ast)    = return i{stack=(Code ast):xs}
procExp i@Interp {stack=x:xs} (Invoke "pop") = return i{stack=xs}
procExp i@Interp {stack=(Code code):(Opname name):xs, dict = dict} (Invoke "def") 
    = return  i{stack=xs,dict = Map.insert name code dict }
procExp i@Interp{dict=dict}   (Invoke name)  = interp i (dict Map.! name)

使えるのは，push/pop/defだけ・・・もうちょっとオペレータを増やして，それから共通部分を抽出して整理していきます．最低限，四則演算と剰余，それにスタック関係の基本的なオペレータをまずは準備しないと面白くありません．